2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鉄骨部材の断面性能計算/2アングル

どうもimotodaikonです。 今回は、2アングルの断面性能計算を行います。 2アングルとは? 2アングルはアングル同士をPLを介して接続した部材の事である。アングルの背中と背中を合わせるので"背合わせ"と呼ぶことも多い。部材リストで2アングルである事を表…

鉄骨部材の断面性能計算/アングル

どうもimotodaikonです。 今回は前回に引き続き鉄骨部材の断面性能計算を行います。今回考えるのは"アングル"です。 アングルとは? 鉄骨部材に"アングル"と呼ばれる部材がある。形状はL字型で、"等辺山形鋼"と呼ぶこともある。等辺山形鋼は、長辺と短辺が同…

鉄骨造部材の断面性能計算/H形鋼

どうもimotodaikonです。 今回は鉄骨部材の断面性能の算出方法について考えます。 規格品は断面性能が明確である まず、一般に市場に流通している鉄骨部材(規格品)の断面性能は、JFEスチールや日本製鉄(旧住金)の青本及び赤本(建築資材ハンドブック)に記載さ…

鉄骨造の細長比と許容圧縮応力度について

どうもimotodaikonです。 今回は、細長比と許容圧縮応力度の関係について考えます。 細長比とは? 細長比とは、部材の圧縮耐力を決定づける概念の一つで、一般に部材長が長くなる程、細長比は大きくなる。細長比が大きくなる程、座屈しやすい部材と判断し、…

剛床とは

どうもimotodaikonです。 今回は、剛床について考えます。 剛床とは "剛床"とは、構造設計において非常に重要な概念であり、通常、剛床仮定を元に構造設計は行われる。"剛"な"床"と書いて、"ごうしょう"と読む。簡単に言うと、硬い床の事。もっと簡単に言う…

鉄骨造の設計_許容曲げ応力度の算出

どうもimotodaikonです。 今回は、鉄骨造の許容曲げ応力度の求め方、曲げ応力に対する検討方法について考えます。 許容(曲げ)応力度とは? 許容曲げ応力度とは、部材が耐えられる曲げ応力度の事である。"部材が耐えられる"とは、"部材を弾性状態でとどめる"…

RC柱、梁のせん断補強筋比とは

どうもimotodaikonです。 今回は、RC柱とRC梁の最小せん断補強筋比について考えます。 RC柱と梁の最小せん断補強筋比は? RC柱とRC梁の最小せん断補強筋比は、Pw=0.2%である。主筋の最小鉄筋比は柱が0.8%、梁が0.4%だったが、せん断補強筋比は0.2%で共通な…